【アロマ初心者向け】精油の抽出方法について
こんにちは。アロマで美と健康を手にいれる秘訣 アロマセラピストSeikoです。
今日は、精油の抽出方法や精油の扱い方についてお伝えします。
精油って何だか知っていますか??別名 エッセンシャルオイルとも言われています。
そして、精油ってどのように作られるか?知っている方は、少ないのではないでしょうか。
実は、精油の抽出部位によって抽出方法が違ってきます。今日は、精油がどのように作られるのか?!詳しく見ていきましょう。
水蒸気蒸留法について
多くの精油が水蒸気蒸留法でつくられます。植物の花や葉、枝などを蒸留釜に入れ、そこに水蒸気を通し、油胞に含まれている成分を蒸気と一緒に取り出します。
その蒸気を冷却管で冷やして液化させると、比重の軽い精油は上に集まります。これを分離して、精油を取り出します。
精油について調べると、この水蒸気蒸留法で抽出されていることが多いです。
圧搾法について
主にかんきつ系植物の果皮から抽出する方法です。果皮を圧搾し、油胞をつぶして芳香物質を抽出します。
簡単に言うと、柑橘系の果物の100%ジュースをイメージすると分かりやすいかもしれません。オレンジやレモンは、この圧搾法を使って、精油を作っています。
溶剤抽出法
植物中の芳香成分を有機溶剤や脂などを使用して取り出す方法です。一部に溶剤が残留する可能性があるため、皮膚などの使用には注意が必要です。もしこの溶剤抽出法を使った精油を使うときは、皮膚に直接使うことはオススメしません。
なぜ精油の値段が違うか?疑問になったことはありませんか?
それは・・・・植物の種類によって、精油がとれる割合が異なるからです。お店によって、または精油の種類によって、値段が違うのは、抽出部位や抽出方法が違うからです。これから精油を購入するときは、抽出方法も見ていくと面白いかもしれませんね。
つぎは、精油を扱う上で、注意したいことをお伝えします。
精油の取り扱い注意点
精油の原液は直接肌につけないで!!
ラベンダー、ティーツリーは原液のまま、用いることもできますが、それ以外は必ず3%以下に薄めてください。
また肌の弱いひとは、ラベンダー、ティーツリーでも薄めて使用することをオススメします。
保管場所と使用期限に気をつけましょう
精油は天然の植物です。1年以内に使いきりましょう。かんきつ系は、(オレンジ、グレープフルーツなど)半年です。
精油は、日光を嫌います。直射日光や温度が高い場所は精油が傷んでしまいます。保管場所に気を付けましょう。
また自分で作ったアロマも日に当たらない場所を選び、早めに使いきりましょうね。
妊娠時には特に気を付けて精油を選びを
妊娠時、また持病などで使えない精油があります。正しい知識のもと使いましょう。何気なく精油を使っていることありませんか?
きちんとした知識で安全で楽しく使いましょう。また、持病がある方、薬を処方されている方は、アロマ専門家や医師のアドバイスを仰ぎましょう。精油によっては、カラダに取り入れることが望ましくないものもあります。安全にアロマセラピーを楽しむためにも専門家のアドバイスが大切になります。
精油は丁寧に扱いましょう
精油を垂らすとき、ビンを振っていませんか?ついついやってしまいがちですよね!!これは、間違いで、精油のビンを傾けながら、1滴1滴ていねいに垂らしましょう。抽出部位によって、1滴が出てくる時間が変わります。たとえば、柑橘系の精油は、サラサラしているので、直ぐに出てきますが、樹脂などねっとりとした精油は、ゆっくりと1滴が落ちていきます。焦らず、ゆっくりと瓶を傾けましょう。
精油は絶対に飲まないでください
精油は薬理成分の分子の集合体です。粘膜を荒らしたり、毒性の成分を含む場合もあります。もし誤って飲んでしまったら、牛乳や水を多量に飲んで体内から精油を出しましょう。
その後も体調がすぐれないときは、医者の診断を受けましょう。
何気なく精油を使っていることありませんか?きちんとした知識で安全にアロマテラピーを楽しみましょう。
素敵なアロマライフをお過ごしください。