【世界のアロマ】イギリス、フランス、日本でのアロマ事情についてG

こんにちは。アロマライフスタイリスト seikoです。

この記事は、アロマ初心者向けに、アロマの基礎を学び、アロマを通して健康幸せな毎日を手に入れる秘訣をお伝えしています。

 

みなさんはアロマと聞くと、どのようなイメージがありますか?

10年前は、アロマって何?と思っていた方が多かったですが、今では、アロマという言葉が世の中に浸透し、気軽に精油を購入できるようになりました。

好きな香りをアロマランプで楽しんだり、乾燥時、ディフューザーを使ったりと日本でもわりと身近になりつつあります。

アロマセラピーとは、日本語で【芳香療法】と呼ばれています。

そしてまた、[アロマテラピー]という言い方も聞いたことがないですか?

これは同じ意味で、[セラピー]はイギリス式の呼び方で、[テラピー]とはフランス式です。

アロマは国によって見解が違います。私は前職、国際線のCAをしていたので、イギリスやフランスで精油を購入していました。今日は、その時に感じたことをお伝えしたいです。今日のテーマは、イギリス・フランス・日本のアロマ事情、精油の基礎知識についてお伝えします。

 

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イギリスのアロマ事情

イギリスでは、町中のオーガニックショップで、ふつうにシャンプーなど整髪料の棚にアロマの精油が並んでいます。

イギリスは生活の一部に、自然とアロマがある生活をしています。

たとえば、ちょっと風邪ぎみな時は、抗菌作用のある【ティーツリー】をお部屋に芳香したり、また気分が落ち込んだなあ・・・と感じたら、明るい気分になれる【ネロリ】を入れたバスソルトを作ったり・・・何気ない日常生活が香りのある空間に変わります。そうするとワンランク上の上質な生活に変わっていくのです。

ライフスタイルの中にアロマが存在していて、身近にアロマが使われています。

次はフランスを見ていきたいと思います。


フランスのアロマ事情

フランスでは、アロマの精油は、医学的な意味が強く感じます。

販売している場所は、薬局屋さんに多いです。症状を伝えると、薬剤師がいろいろとアドバイスしてくれます。そう、薬の一部という扱いのようでした。

精油のラベルには、精油の情報が書いてあります。葉や花などの部位や水蒸気蒸留法、圧搾法などの採取方法など精油の情報がラベルに書いてあったり、または箱の中に成分表がついている場合もあります。

日本でもメディカルアロマと言われるのはフランス式のアロマが多いです。

国によって、アロマの精油の扱いは全くといっていいほど違います。不思議ですよね。では次に日本はどのようになっているでしょうか?!さっそくいってみましょう!

 

日本のアロマ事情

日本ではアロマは、雑貨扱いになります。自己責任のうえで使ってください・・・とうスタンスの考え方です。使用する際には、特に規制がありません。

精油の成分には、心やカラダにとってよい作用もあれば、人によっては、注意しなければならないものもでてきます。だから正しい使い方やアロマについての知識が大切になってくるのです。

 

今後の日本のアロマ業界は・・・

イギリスやフランスのようなアロマセラピーの先進国は、アロマセラピーの有用性が認知され、民間療法となっています。

現在の日本では、医師や専門家のアドバイスのもと、アロマセラピーの活用が広がってくるのではないでしょうか。これから人生100年時代に突入しょうとする今、健康管理や介護、福祉などアロマセラピーの活躍が期待されています。

是非、皆さんもアロマセラピーの正しい知識のもと、美と健康を手にいれるアロマライフを楽しんでみてはいかがですか?!

次は、アロマを簡単に楽しむことができる精油についてお伝えします。



精油とは・・・

精油の基礎知識

 精油は植物の花、樹皮、果皮、茎、葉、根、樹脂、種子などから抽出した天然の素材です。精油とは、植物の生命の源が、精油1滴に集まっています。そして各植物の抽出する部位によってさまざまな香りと機能をもっています。

精油は、天然の化学物質が数十種から百種類集まってできた有機化合物です。これらの有機化合物は、その構造や働きにより、いくつかのグループに分類されています。どのグループの成分がどの程度含まれているかで、その精油の香りや働きに影響します。植物の中から抽出できる精油はほんのわずかです。

例えば、ラベンダーは、150kgからほんの1kgの精油しかとれません。またローズオットーの場合は、朝摘みの約65,000個のバラの花からたったの15kgしかできません。抽出部位や植物によって、精油ができる量は変わってきます。よって、精油の価格にも反映されています。ローズオットーのように精油のできる量が少ない植物は、精油の値段が高くなるというわけです。

 

精油の安全性

 精油は植物から抽出した天然のものです。だからといって人間にとって100%安全とはいえません。精油の中には、毒性を示すものもあります。精油の成分は、植物の中にある場合に比べて大変濃縮されているため、十分な知識を持って取り扱う必要があります。正しくアロマを楽しむためには、アロマについての基礎知識が大切になってくるのです。

 

精油の抽出部位

 

精油は植物の色々な部位から成り立っています。私たちが目にする精油は、いったいどの部位から抽出されているのでしょう?!主な精油を部位ごとにまとめてみました。私は、JAA日本アロマコーディネーター協会認定校なので、協会で学ぶ精油を並べてみました。

 

抽出部         主な精油名

 

果皮      オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン

花       イランイラン、ネロリ、ジャスミン、ヤロウ、ローズ

葉       ティーツリー、パチュリー、ユーカリ、レモングラス

花と葉     クラリゼージ、ゼラニュム、ペパーミント、ラベンダー、ローズマリー

木部      サンダルウッド、シダーウッド、ローズウッド

樹脂      フランキンセンス、ベンゾイン

樹果      ジュニパー、ブラックヘッパー

樹果と葉    サイプレス

種子      カルダモン

 

たくさんの植物の部位から精油はできているのですね!

今日は、アロマセラピー、イギリス式・フランス式、日本におけるアロマ事情、そして精油の基礎知識についてお伝えしました。

みなさんも楽しいアロマ生活をお過ごしください。