香りを感じる流れについてT
こんにちは。アロマライフスタイリスト seikoです。
この記事は、アロマ初心者向けに、アロマの基礎を学び、アロマを通して美と健康、幸せな毎日を手に入れる秘訣をお伝えしています。
あなたの好きな香りは何ですか?
色とりどりのキレイなバラの香り・・・、また美味しそうなご飯の香り・・・
私たちの生活は、色々な香りの中でいっぱいですよね。好きな香り、嫌いな香り・・・
香りの好みを判断している所って、実は脳なのです。
今日は、香りをキャッチする流れと香りと脳の関係についてお伝えします。
香りを感じるしくみ
香りは、揮発性の分子です。香りの分子が空気中に漂っています。
人は、鼻から息を吸うとき、香りの分子は空気と一緒に鼻の中に入り、私たちはそこで香りを感じます。
そして、感じた香りというのは、実は脳と密接に関係しています。
香りの刺激される部位は、すごく伝達速度がとても速いです。
たとえば、
熱湯を手にかけてしまった・・・・「熱い!」と脳に伝達する時間は、0.9秒。
痛覚はこの速さに対して、香りを認識する時間は、なんと約0.15秒と言われています。
すごい速さだと思いませんか?
例えば、
私たちが、キレイなバラの花を目の前にしたとき、
お花の香りを嗅いで、「すごい、よい香り~」と一瞬にして、感じることができるのもこのためです。
香りと脳の関係
香りの作用は、脳にダイレクトに働きかける結果、私たちの心や感情に刺激されます。
私たちは香りを感じると、香りの情報は、脳の大脳辺縁系の部分に伝わります。
大脳辺縁系を部位でいうと、扁桃体と海馬があります。ここは、本能的な活動・情動・記憶の中枢になっています。
感情や記憶を司る部位と、香りを嗅ぐところで刺激される部位が一致しています。
だから、香りの作用は、脳にダイレクトに働きかける結果、私たちの心や感情に刺激されるのです。香りでリラックスできるのも納得できますよね。実は、香りは記憶にも深い関係があります。では、次にいきましょう!
香りと記憶の関係について
アロマセラピーは嗅覚と脳に深い関係があることがわかりましたね。
香りの刺激が脳に一瞬にして心身にダイレクトに伝わります。そして、香りと記憶にも深い関係があります。
良い香りを嗅いで、なんとなく楽しい気分になり、懐かしさがよみがえった経験ありませんか?
それは香りと記憶の関係にあります。
例えば、オレンジの精油を嗅いでいたら、昔、おばあちゃんの家でミカン狩りした楽しい記憶がよみがえったり、
昔、大好きな彼が使ってた香水の香りを嗅いで、ふっと彼のことを思い出したり・・・
脳の仕組みで、香りと記憶は深い関係があるのです。とても神秘的ですね。
香りを感じる仕組みや香りと記憶の関係が分かったところで、次は香り選びのポイントについてお伝えします。
香り選びのポイント
あなたは、初めて精油を手にとったとき、どの香りを選んだらいいのか?と迷ってしまったことありませんか?!そんな時のためにあなたの好きな香りが見つかる秘訣をお伝えします。
精油の香りを楽しむ
フタを開けて直接鼻先でクンクンと嗅いでみると、とてもきつくて心地よい香りには感じないことがあります。それは、精油はとても濃度の高い原液だからです。フタを開けてすぐに閉じ、その辺りに漂っている残り香(ノコリガ)を嗅ぐなどして香りを感じましょう。かすかな香りで好みの香りを探すのがポイントです。
香りの直感を信じる
はじめて精油を嗅いだ、あなたの直感や感性が一番大切です。
「この香り、好き!」「ん~イマイチ苦手・・・」
「個性的な香りだなあ・・・」「優しい気持ちになれそうな香り・・・」
色々と感じます。香りを嗅いで、真っ先に感じたことが今のあなたにピッタリの香りであることが多いのです。
香りのファーストインプレッションを大切にしょう!
気持ちの変化を感じる
香りの好みは、日々変わることがあります。「昨日は、好きな香りだったけど今日はあまりよい香りに感じない・・・」
こんなこともよくあります。
その時の体調や気持ち、ホルモンバランス、心の状態などで好きな香りが変わる場合があるんです。不思議ですよね。
今、あなたが必要な香りを精油は教えてくれます。
みなさんも是非色々な精油を嗅いで、自分にしっくりくる運命の精油を見つけてみてください!
楽しいアロマライフをお過ごしください。